7/1(月)岩崎シェフによる特別授業が行われました。

実習内容は、1・2年生共にショコラとバニーユのマカロンを制作しました！

1年生は少し緊張をしながらも、現役オーナーさんの技術を間近で見る機会を逃さまいと真剣に取り組みました。マカロンは制作工程の難しいスイーツの一つ。
生地とメレンゲの泡をつぶしながら混ぜ合わせて、生地の固さ調整をする作業「マカロナージュ」をいいますが、比重を計ることでマカロナージュを調整する方法やマカロンを均一に仕上げる大変さを学びました。

2年生の授業では、わざと各自の好きな大きさ・形に絞って焼成していきます。
同じ大きさ・形に絞らないことで、生地の状態がどう違うのかを知ってもらいたいというのが狙いです。
実際、大きく作ったものは生焼けで軟らかく、歯触りも良くありませんでした。
どのようにしたら美味しく焼きあがるのか、商品の美味しさを最大限に引き出せるのか、そういった試行錯誤は社会人になっても必要です。

今回の授業を通して、学生たちは同じものを複数制作する大変さ・大切さを学ぶことができました！

本校の実習では、プロの現場で重要視される「丁寧さ・スピード感・再現性（同じメニューを同じようにつくる力）」を身につけるため、大量生産に取り組むカリキュラムとなっています。量産の学びが学生たちの技術向上につながるよう、これからも頑張っていきます。

岩﨑シェフ、ありがとうございました！

講師紹介
岩﨑 卓也
モンシェリー
シェフパティシエ

製菓専門学校を卒業後、2006年 パティスリー界のピカソと呼ばれるピエール エルメのお店「ピエール エルメ パリ ジャポン」に入社。東京、千葉にてあらゆる技術を学ぶ。 その後、渡仏し「パティスリー デレーヴ」で修行を重ね、2012年に「ピエール エルメ パリ ジャポン」に再び勤務。チョコレート部門の責任者に就任。 2015年 実家 モンシェリーのシェフパティシエに就任。 2020年 本校の特別講師に就任。