日時：２０２３年７月２８日（金）午前中1.2コマ目
場所：調理室
対象学生：調理製菓科2年生

薮崎シェフによる調理製菓科２年生を対象とした特別授業を行いました。
今年で２回目の特別授業になり、現２年生にとっては初めての授業でした。
今回は油淋鶏・麻婆豆腐の２品を調理しました。

まず、油淋鶏では葱のみじん切りの仕方を伝授。次にニンニクや生姜を使う際には、あえてすりおろさず、中華包丁で叩き潰してからみじん切りにすると香りが立つことを学びました。叩き潰すことで不揃いな素材の状態が、食感や風味を増し、おいしさの秘訣になる、と教えていただきました。
鶏肉を揚げる工程では、しっかりと油を熱することが大切で、約180度の高温で揚げ、２度揚げすることで、外はカリッと、中はジューシーに仕上げることが出来ました。

次に麻婆豆腐の調理に移り、『麻婆豆腐はなぜ麻婆豆腐というのか？』という質問から始まり、楽しく学生が考えながら答えを出していました。
諸説ありますが、麻婆豆腐は中国四川省の伝統的な料理であり、四川省にある料理店の店主　「陳麻婆」の名前にちなんで名づけられました。

中々、目にすることのない中国のたまり醤油を使用し、最後の仕上げは焼き付けという工程を強火で行い、香ばしく仕上げました。

中華鍋の使い方から中華料理の名前の由来など、たくさんの知識や技術を教えていただき、
学生は、必死にメモを取りながら吸収しようと努力する姿が見えました。

麻婆豆腐の辛さに学生も驚いていましたが、美味しさと辛さでご飯がとても進み、皆で美味しく頂きました。
最後に、薮崎シェフより　「人に美味しいものを提供する楽しさや大切さ、食の仕事に就くやりがい」などのアドバイスのお言葉を頂き、これから就職する学生にとって学びの多い授業になりました。薮崎先生、今回もありがとうございました！

講師紹介
薮崎 友宏 氏

エッセンス株式会社代表取締役
南青山Essence オーナーシェフ
中国料理（広東料理・薬膳料理）のシェフ、ソムリエ、料理講師、ワイン講師、薬膳講師、
農業従事者、レストランプロデューサー、レストランアドバイザー、実業家でもあります。

■ とちぎ未来大使(栃木県親善大使)
■ 足利みらい応援大使 (足利市親善大使)
■ 香川県三豊市総合政策アドバイザー
■ 日本中医営養薬膳学研究会 膳料理顧問
■ コマンドリー・ド・ボルドー(ボルドーワインの騎士)
■ シュヴァリェ・ドゥ・タストフロマージュ(フランスチーズ鑑評騎士)
■ ラ・シェーヌ・デ・ロティスール(国際美食騎士団)
■ 中国料理専門調理師/調理技能士
■ 東京都ふぐ調理師
■ 國際中医師
■ 國際薬膳調理師/ 國際膳講師
■ J.S.A認定　ソムリエエクセレンス
■ JSA認定　SAKE DIPLOMA
■ J.S.A認定　ワインエキスパート
■ C.P.A認定　チーズプロフェッショナル
など、数々の資格や称号を取得している。2022年より本校の特別講師として教壇に立っています。